風見光、脳内妄想劇場(仮)
着飾った紳士淑女で賑わう室内、豪華なシャンデリア・・・そして正面にある大階段。
その脇にひときわ周囲の人間の視線を集める二人の男性がいた。
「ったく、何でこんなカッコする羽目になったんだか・・・」
文句を言いながら、側にある鏡で全身をチェックするのを怠らない。
「じゃぁ今からでもやめますか?」
穏やかな笑みを浮かべながら、両手を組んで階段に寄り掛かる。
そんな二人の横を通る女性は皆がそれぞれ感嘆のため息をつきながら頬を染めている。
中には声をかけてくる勇気ある女性もいるが、二人はその申し出を丁重にお断りしながら他愛無い会話を繰り返していた。
「あのなぁ・・・いくら寛大なオレ様でもおめかしした光チャンをエスコートするオイシイ機会を譲る、なんてコトするワケないっしょ。」
「残念ですね・・・僕は譲っていただいて一向に構わなかったんですが。」
「八戒サン?・・・譲れ、って顔に書いてあっケド?」
「あはは、それは悟浄の気のせいですよ。」
二人の視線が絡むと同時に、どちらともなくふきだした。
着慣れない服装に身を包み、居慣れない場所に佇みながらも・・・待っているのはいつも側で微笑んでくれている彼女ただひとり。
「光、どんな顔するでしょうね。」
「そりゃ決まってるっしょ。」
「ふふっ・・・ですね。」
着慣れないドレスに戸惑いながら、人混みの中、迷子のガキみたいにオレらの姿を探す。
きっとドレスに合わせた高めのヒールで足元はおぼつかないんでしょうね。
そうそう!ンで、階段の上からオレらを見つけて・・・いつもみたいに笑う。
えぇ、でもすぐに・・・驚いた顔をして頬を朱に染める。
見慣れない姿だから・・・だろ?
でも僕らもきっと一瞬動き止っちゃうかもしれませんね。
ははっありえる・・・光チャンのドレス姿に、な。
・・・どちらかと言うと彼女の艶やかさに、ですかね。
おーっ・・・お前も言うようになったな。
誰かサンには負けますよ。
互いの中で思い描いているはずなのに、彼女に対するイメージはどちらも同じらしい。
ケド、すぐに何でもないって顔して光チャンの名前を呼ぶ。
「ここですよ。」って言って手を振ってあげると、ようやく彼女がゆっくり階段を下り始める。
一歩、一歩・・・しっかり足元見ながら下りてくる姿を、内心ヒヤヒヤしながら見てる。
そして中央まで降りてきた所で、手を差し伸べます。
二人が同時に頭上を見上げた。
そこにいたのは、淡いピンクのドレスに身を包んだ・・・光。
いつもより高めのヒールでふらつく体を支えるようにしっかり手すりにしがみついて、八戒と悟浄の二人を見つめている。
その頬は、二人が想像してた以上に・・・朱に染まっている。
階段の中央まで下りてくるのを待つはずが、堪えきれなくなり二人で同時にゆっくり階段を上って中央までやってきた。
ニヤリと不敵な笑みを浮かべながら
「光チャン!」
零れるような笑みを浮かべながら
「光!」
さぁ、あとは貴女だけ・・・
「「お手をどうぞ、お姫様」」
ブラウザを閉じて証拠隠滅して下さい(笑)
風見が貰った物で書いた話なので、これに関しては名前変換無し!!!
ちなみに差し出された手に、私は容赦なく・・・両手を差し出します(爆笑)
左手は悟浄に、右手は八戒に差し出してエスコートして貰います♪
はぁ〜・・・幸せ幸せw
以上、風見脳内妄想劇場でした!